マルグリット・ド・ヴァロワ (曖昧さ回避)
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マルグリット・ド・ヴァロワ(Marguerite de Valois)は、フランスの女性王族の名前。カペー朝直流やヴァロワ家出身のフランスの姫宮たちに、この名で呼ばれる者が複数存在した。
- マルグリット・ド・ヴァロワ(1295年 - 1342年) - ヴァロワ公シャルル・ド・フランスとマルグリット・ダンジューの娘で、1310年にブロワ伯ギ・ド・シャチヨン(1世)と結婚し、ブロワ伯ルイ・ド・シャチヨン(1世)とブルターニュ公シャルル・ド・ブロワの母となった。
- マルグリット・ド・ヴァロワ(1407年 - 1458年) - フランス王シャルル6世とオディネット・ド・シャンディヴェルスの非嫡出子。1428年にベルヴィルとモンテギュの領主ジャン・ド・ベルヴィルと結婚した。
- マルグリット・ド・ナヴァル(1492年 - 1549年) - アングレーム伯シャルルとルイーズ・ド・サヴォワの娘。弟はフランソワ1世として王位を継承した。マルグリット・ド・ナヴァルの呼び名はナバラ王エンリケ2世と再婚したことによるが、他にもマルグリット・ド・フランス、マルグリット・ド・ヴァロワ、マルグリット・ダングレームと呼ばれることがある。
以下のケースは、生まれつき「フランス(王)の娘」(Fille de France)であって、正当に「ド・フランス」(de France)を名乗る資格があるため不正確なものではあるが、「ド・ヴァロワ」を冠しても通用するケースである。
- マルグリット・ド・フランス(1523年 - 1574年)またはマルグリット・ド・ヴァロワ - フランソワ1世とクロード・ド・フランスの娘。1559年にサヴォイア公エマヌエーレ・フィリベルトと結婚した。
- マルグリット・ド・フランス(1553年 - 1615年) - 本来の資格とは裏腹に一般にマルグリット・ド・ヴァロワまたはマルゴ王妃の名で通用する人物。アンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシスの娘。1572年にナバラ王アンリ3世(後のフランス王アンリ4世)と結婚したが、1599年に離婚した。