マレク・ミンタル
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マレク・ミンタル(Marek Mintál, 1977年9月2日-)スロバキア・ジリナ出身の同国代表のサッカー選手。 ドイツ・ブンデスリーガ・ニュルンベルク所属。ポジションはMF。
[編集] 経歴
1998年、スロヴァキアのMŠKジリナでプロキャリアをスタート。入団1年目に11ゴールを挙げて華々しいデビューを飾り、チーム内での地位を確立させると、翌シーズンでも12ゴール、2000-2001シーズンには21得点とゴールを量産。2002-2003シーズンのチーム連覇にも貢献し、スロバキアでの地位を不動のものとした。
2003年/2004年には当時ドイツ・ブンデスリーガ2部に所属していたニュルンベルクに移籍し、その年のリーグ戦で18ゴールを挙げ1部昇格の原動力となる。2004年/2005年シーズンのカイザースラウテルン戦でブンデスリーガ1部デビューを果たし、第3節ハンブルガーSV戦でハットトリックを決めるなど24ゴールを叩き込む大活躍でブンデス1部ルーキーイヤーにして得点王を獲得、チームを1部残留に導くと同時にその鋭敏な得点感覚がトップレベルにある事を証明した。クラブでの活躍が認められ、2004年、2005年と2年連続でスロバキア最優秀選手賞を受賞した。さらなる飛躍を期待された05-06シーズンは度重なる大怪我でシーズンのほぼ全てを棒に振ってしまったが、ニュルンベルクにとって一刻も早い復帰が待たれるプレーヤーである。
[編集] プレースタイル
ミッドフィールダーでありながら得点王にまで登り詰めた特異なプレーヤーである。彼のプレースタイルは奇を衒うテクニックを披露する訳でもなく強靱なフィジカルでゴールをこじ開ける訳でもない、常に相手ディフェンスのスペースを狙って動きフリーで狙える時に躊躇い無く枠を捉えるシュートを放つ、至って堅実なものである。しかしその精度と冷静さが並外れたものであり、1.5列目と言うディフェンスチェックの掛かりやすい司令塔的ポジションで僅かに訪れるフリーのチャンスをじっと狙い続けるスタイルは対戦相手にとって全く気が抜けない。「ファントマ」の愛称もこのプレースタイルに由来している。
[編集] 所属クラブ
- MŠKジリナ (スロバキア) 2001-2004
- 1.FCニュルンベルク (ドイツ) 2004-
1.FCニュルンベルク - 2006-2007 |
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1 シェーファー | 3 ボーシャン | 4 グラウベル | 5 ヴォルフ | 6 ガラーセク | 7 ニクル | 8 ポラーク | 9 シボン | 10 バノヴィッチ | 11 ミンタル | 16 ヘファナン | 18 クレヴァー | 19 クリスティアンセン | 20 ケネディ | 21 シュロート | 22 エンゲルハルト | 23 サエンコ | 24 グレシュコ | 25 ピノラ | 26 ヴェーバー | 28 ラインハルト | 30 シュテファン | 31 パウルス | 32 ベンコ | 33 ヴィッテク | 34 フーバー | 35 パーゲンブルク | 36 ムナリ | 監督 マイアー | |
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