メジャーリーグ2
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「メジャーリーグ2」(Major League II)は、1994年のアメリカ映画。前作である「メジャーリーグ」同様、メジャーリーグを舞台にした野球映画。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
クリーブランド・インディアンスが前年優勝したシーズンから、余韻が冷めぬまま翌シーズンのキャンプに突入。しかし、あまりに変わり果てたチームにファンからは悲鳴を挙げ、このまま開幕を迎えた。案の定チームは昨シーズン終盤の盛り上がりと打って変わって低空飛行を続ける。その時、日本からの助っ人選手・タカ・タナカがボロボロのチームを引っ張り、選手たちの士気は上々。奇跡の快進撃を突き進んでいく…。
[編集] スタッフ
- 監督:デイヴィッド・ウォード
- 脚本:R・J・スチュワート
- 製作:ジェームズ・G・ロビンソン/デイヴィッド・ウォード
- 製作総指揮:ゲイリー・バーバー
- 撮影:ビクター・ハマー
- 編集:ポール・セイダー/ドン・カンバーン
- 音楽:ミシェル・コロンビエ
[編集] キャスト
前作に登場した人物の基本データはこちらも参照のこと。
- リッキー・ボーン:チャーリー・シーン
- 豪速球投手で鳴らした名投手であるが、変化球を主体にした投球に転身。しかしそれが仇となり「ワイルドシングがマイルドシング」呼ばわりされるなど、弱腰になってしまう。
- ジェイク・テイラー:トム・ベレンジャー
- ベテラン捕手としてチームを引っ張るも、体力の衰えは隠せず、ルーブに正捕手の座を奪われる。戦線離脱のルーから監督代行を務めることとなる。
- ロジャー・ドーン:コービン・バーンセン
- 現役引退し、レイチェルからオーナーの座を買い取るが、自らの経営力のなさからレイチェルに経営権を売る羽目に。自分は現役復帰するも、ベンチウォーマーに徹している。
- レイチェル・フェルプス:マーガレット・ホイットン
- 一時はドーンに経営権を売るも、チームの低迷から買い戻すことに成功。チームが負けることを喜んでいる。
- ルー・ブラウン:ジェームズ・ギャモン
- 監督を続投するも、連敗地獄から心臓発作を起こし戦線離脱。監督としての役割をジェイクに委ねる。
- ペドロ・セラノ:デニス・ヘイスバート
- 熱心なブードゥー教信者だったが、何故か仏教徒に改宗。ラブ&ピースに目覚め、闘争心を喪失するが、タカとの出会いにより改心する。
- ウィリー・メイズ・ヘイズ:オマー・エプス
- シーズンオフに映画の主演に抜擢され、アクション映画出演に支障をきたすため俊足を封印しスラッガーに。主演映画の出来は悪いようだ。
- タカ・タナカ:石橋貴明
- 東京ジャイアンツから入団した助っ人日本人選手。ポジションは外野手。背番号16。カミカゼプレーといわれる華麗な守備でチームを盛り立てる。なお、スタジアムの電光掲示板の表示およびエンドロールでの役名はIsuro Tanakaとなっている。(3作目ではTaka Tanakaになっている)
- ルーブ・ベイカー:エリック・ブラスコッター
- ジェイクの後釜の捕手。背番号は11。塁への送球は問題ないのだが、なぜか投手への返球が上手く投げられないという致命的な欠点を持っていた。後にジェイクの助言によりこれを克服する。性格は単純でたまに空気の読めていない発言をするが野球に対しては非常に一途。
- ジャック・パークマン:デイヴィッド・キース
- シーズンオフにFAで獲得した大型選手。ポジションは捕手。実力は一流だが口が悪く、協調性もない。挙句の果てにはマスコミにチームの悪口を吐いてホワイトソックスにトレードで移籍する。プレーオフで対決することになるが―。
- ハリー・ドイル:ボブ・ウェッカー
- インディアンス贔屓の実況アナウンサー。今回も毒舌を発揮する。
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