メルポメネ
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メルポメネ (Melpomene)
- ギリシア神話に登場する女神、ムーサたち(ムーサイ)の1柱。本項で記述する。
- 小惑星、メルポメネ (小惑星) (18 Melpomene) 。
メルポメネ(メルポメネー、Μελπομένη, Melpomene, 「女性歌手」の意)は、ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1柱。すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスとムネモシュネの娘。
9柱のムーサたちのうち、「悲劇」「挽歌」を司る。楽器リラの女神でもあり、表される際の持ち物は、仮面・葡萄の冠・靴などであるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。
河神アケオロスとの間にセイレーンたちを設けた。ただしこれはカリオペやテルプシコラとする説もある。