モンマス (装甲巡洋艦)
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モンマスは、イギリス海軍の装甲巡洋艦。モンマス級装甲巡洋艦の一番艦。1901年竣工。1914年、コロネル沖海戦にて沈没。
[編集] 概要
1901年竣工。14門の6インチ砲を備えていたが、これは装甲巡洋艦にしては貧弱な武装であった。装甲が薄く、舷側砲は水線に近すぎるために、穏やかな海況の時以外は使用できなかった。1906年から1913年に中国方面に展開していたが、1914年には予備部隊に編入されている。
第一次世界大戦勃発後、現役復帰し、クリストファー・クラドック提督の第5巡洋戦隊に組み込まれる。1914年11月1日、コロネル沖海戦に参加する。荒天の影響もあり、モンマスは砲の多くが使用できなかった。戦闘の初期のうちに、グナイゼナウからの21cm砲弾を受け、艦は炎上、戦線を離脱する。しかし、その後、巡洋艦ニュルンベルクの近距離砲撃を受け沈没する。生存者は無かった。