モーフィング
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モーフィング(morphing)は映画やアニメーションの中で使用されるSFXのひとつで、コンピュータ・グラフィックスの手法のひとつ。ある物体から別の物体へと自然に変形する映像をみせる。これはオーバーラップを使った映像のすり替えとは異なり、変形していく間の映像をコンピュータによって補完して作成する。
1991年、映画『ターミネーター2』の作品中で使用され話題になった。同年にもマイケル・ジャクソンの「Black Or White」のPVで使われ、そのPVはじつに5億人もの人が見たという。
初期は主に実写映像などの2次元素材において用いられたが、後に3DCGにおけるキャラクターの表情の制御にも用いられるようになった。例えば、あらかじめ普通の表情と笑顔との二つのモデルを作っておき、その中間の形状を自動生成する事で表情変化のアニメーションを作り出す事ができる。
音響面でも援用され、その場合はクロスシンセシスと呼ばれる技術が用いられる。ある楽器の特徴を持つ音色から別の音色へ、音響スペクトルの滑らかな推移を伴う連続した音響をコンピュータによって合成する。このような音響技術の研究機関のひとつとしてIRCAMが有名。
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