ユニオン・パシフィック鉄道
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ユニオン・パシフィック鉄道(ユニオン・パシフィックてつどう。Union Pacific Railroad, UP,NYSE:UNP)は、アメリカ合衆国最大規模の鉄道会社。1862年設立。本社はネブラスカ州オマハ。2006年現在の社長、CEOはジェームズR.ヤング。
ユニオン・パシフィック鉄道の線路網は、アメリカ合衆国の西部から中部の多くをカバーし、シカゴ西部やニューオーリンズにまで達する。この規模は数多くの鉄道(Missouri Pacific, Chicago and North Western, Western Pacific, Missouri-Kansas-Texas, Rio Grande)の買収によって成し遂げられた。 競合他社の筆頭としてBNSF鉄道があり、ほぼ同一の地域をカバーしている。
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[編集] 概況
[編集] 歴史
1862年のパシフィック鉄道法を受けて、同年7月1日に法人化。主要出資者であるトーマス・クラーク・デュラントの指導のもとでオマハに最初のレールが敷かれた。これは、1869年にユタ州で合流して完成した大陸横断鉄道の一部である。
1872年、 Credit Mobilier社のスキャンダルに巻き込まれ倒産。1880年1月24日、主要出資者としてJ・グールドを戴いて社を更正した。新会社も1893年に破産宣告されるが、1897年に7月1日に会社名を元に戻して再発足している。こうした会社名のマイナーチェンジはアメリカ鉄道会社の倒産後の更正の結果としてはありふれたものだった。再生した会社はSouthern Pacific Railroad(SP)の経営権を獲得できるほどに体力があったが、1913年、U.S. Supreme Courtに権利を譲り渡した。最終的には1996年、活動上の思惑からSPを買収した。
1948年から1970年代初期にかけて、世界でも類を見ない大規模な編成からなるガス・タービン電気機関車(GTELs)を運用した。GTELsは一時、鉄道輸送における10%以上を運んだが、70年代の燃料コストの増大によって引退した。
発足以来本社はオマハにあり、現在は2003年に完成したUnion Pacific Centerにある。
[編集] 路線
[編集] 列車
[編集] 車両
- ユニオン・パシフィック鉄道4000形蒸気機関車(ビッグボーイ)