ヨリンデとヨリンゲル
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『ヨリンデとヨリンゲル』(Jorinde und Joringel)はグリム童話の中の話の1つ。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
あるところに昼には猫、よるにはふくろうに姿を変える魔女がいた。その魔女は自分の城に来た男は入れず、女は鳥にしてしまうのだった(なのでその魔女はたくさんの鳥を飼っていた)。
あるところにヨリンデとヨリンゲルという二人がいた。その二人は婚約をしていた。
ある日ヨリンゲルは魔女の城に向かった。しかし魔女によって夜鳴きうぐいすに姿を変えられてしまった。それを見てたヨリンデは助けようとするが城には入れなかった。一人になったヨリンデは羊飼いの仕事をした。そして城に入れないだろうか、と期待をしていた。
少ししてヨリンデは不思議な夢を見た。それは真ん中が真珠の赤い花をヨリンデが持っていてそれでヨリンデは城に入り、その花で鳥のかごを触りヨリンゲルを戻した、という夢だった。早速ヨリンデはその花を探した。すると八日したところで見つかったのだった。
さっそくその花で城の中に入り、鳥にされている女全員を元に戻してあげた。そしてヨリンデとヨリンゲルは結婚したのだった。