ライオネル・ローズ
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ライオネル・ローズ(Lionel Rose、1948年6月21日 - )は、オーストラリア出身の元プロボクサー。アボリジニの血を引く。世界バンタム級チャンピオン。日本のファンにはファイティング原田からタイトルを奪った男、またルーベン・オリバレスにタイトルを奪われた男として記憶されている。
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[編集] 略歴
1968年、メキシコのヘスス・ピメンテルの代役として、世界バンタム級王者ファイティング原田に挑戦、判定でタイトルを奪取。同年の初防衛戦では元五輪の金メダリスト、桜井孝雄にダウンを奪われながらも僅差で辛勝、その後もチューチョ・カスティーヨ、アラン・ラドキンと、計3度の王座防衛に成功。
しかし1969年、4度目の防衛戦でメキシコの怪物ルーベン・オリバレスの強打に5回KO負け、タイトルを失う。1971年に沼田義明の持つ世界ジュニア・ライト級王座に挑んだが、これは実らなかった。オーソドックスなアウトボクサーであった。
[編集] 通算戦績
53戦42勝(12KO)11敗