ラザフォード散乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラザフォード散乱(ラザフォードさんらん)は1911年にニュージーランド生まれのイギリスの物理学者アーネスト・ラザフォードが観測した現象である。原子モデルの進歩に貢献した。
金のうすい箔にアルファ線をあてると、大部分は、金箔を透過するが、一部が大きい角度で散乱される現象である。それまで、原子モデルはJ・J・トムソンのプラム・プディング・モデル(もやもやと分布する正電荷のなかに、プラムのように電子が配置しているモデル)が主流であったが、正電荷をもった小さい原子核の存在をしめす現象である。
アルファ線(正の電荷をもったヘリウムの原子核)が金の原子核との間の電気的斥力で散乱される。
カテゴリ: 自然科学関連のスタブ項目 | 量子力学