ラスト・タイム
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ラスト・タイム(THE LAST TIME)は、ローリング・ストーンズの楽曲。
曲目が違うのもあるが、とりあえずUK/USとも6枚目のシングルで、UK/USともAB面も含めてもったく同じ形というのは2枚目である。 UKでは3枚目のナンバーワンヒット、同じレコード会社のトム・ジョーンズの「It's Not Unusual」を蹴落として1965年3月20日付、27日付、4月3日付と3週ナンバーワンに輝いている。
ジャガー/リチャードの共作のなかなかアップ・テンポのキャッチーなサウンドで、ヒットシングルリリースの方向性へのイントロダクションともいえるナンバー。そしてまた、ジャガー/リチャードの共作による初めてのシングルA面と最初から企画された作品。それだけにB面を含めてレコーディングはなかなか難航したようで、1月10日 - 11日のキングスウェイ・スタジオ(ロンドン)からすでにレコーディングは開始されていた。リード・ギターはブライアン・ジョーンズ。 なお、この時のレコーディングはほかに「ブルー・ターンズ・トゥ・グレイ」(『ディッセンバーズ・チルドレン』参照)と「Mess with Fire」がある。この作品は、ステイプル・シンガーズの「This May Be the Last Time」をヒントにしたといわれる。また、1967年にミック、キースそしてブライアンがドラッグ問題で逮捕されたとき、ザ・フーがストーンズを救援するためにこのナンバーをレコーディングしている(B面は「アンダー・マイ・サム」)。
[編集] TV出演
- 『トップ・オブ・ザ・ポップス』 - TOP OF THE POPS(1965年5月23日)