リショルム・コンプレッサ
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リショルム・コンプレッサとは容積型圧縮機の一種であり、内燃機関向けにスーパーチャージャーとしても用いられる。産業用としては一般にスクリュー・コンプレッサと呼ばれる。特許自体は1878年にドイツ人のHeinrich Krigarによって取得されたが当時の製造技術では限界があり、実用化されたのは約60年後、スウェーデン人のアルフ・リショルムによってであり、このことをもってリショルム・コンプレッサと呼ばれる。
仕組みは一対のねじれたローターが作る空間がローターの回転と共に容積を縮小し、気体を圧縮し吐出する。ルーツ・ブロアと違い内部圧縮があるために高い全断熱効率を誇る。自動車用スーパーチャージャーとしてはマツダがIHIと共同開発しユーノス800に初めて採用、以後、メルセデス・ベンツやアフターマーケット用チューニングパーツとして用いられている。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 新・究極のエンジンを求めて-兼坂弘の毒舌評論