ルノードー賞
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ルノードー賞(Le Prix Théophraste Renaudot )は、ルイ13世治下にフランスでは最古の新聞「ガゼット(La Gazette)」を発行した17世紀のジャーナリスト・医師、テオフラスト・ルノードー(Théophraste Renaudot)の名に因んで1926年に創設された文学賞。ゴンクール賞(Le Prix Goncourt)、フェミナ賞(Prix Femina)、メディシス賞(Prix Médicis)、アンテラリエ賞(Prix Interallié)と並んで、フランスでの最も権威ある文学賞の一つ。
ゴンクール賞選定の結果を待って後に選出が行われ、同時に発表されることから、暗に「最高栄誉のゴンクール賞に対する残念賞」あるいは「反・ゴンクール賞」的意味合いもある。文学者ではなくジャーナリストの名に因むのは、記者によって選出が行われたため。
第二次大戦前にはマルセル・エイメ、ルイ=フェルディナン・セリーヌ、ルイ・アラゴンなどが名を連ね、近年の受賞者にはフィリップ・クローデルなどがいる。