ル・ピュイ=アン=ヴレ
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フランス > オーヴェルニュ地域圏 > オート=ロワール県 > ル・ピュイ=アン=ヴレ
ル・ピュイ=アン=ヴレ | |
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国 | フランス |
地域圏 | オーヴェルニュ |
県 | オート=ロワール |
行政機能 | 県庁所在地 |
人口 | 20,498 人 |
面積 | 16.79 km² |
ル・ピュイ=アン=ヴレ(Le Puy-en-Velay)は人口約2万2千人、オート=ロワール県の県庁所在地である。火山地帯に位置するため観光地として知られる。
大聖堂ノートルダム・ドュ・ピュイ(Notre Dame du Puy)とサン=ジャック施療院はユネスコの世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として登録されている(ID868-021・022)。この大聖堂は円錐状の死火山の山腹に建造されており、その山頂にはクリミア戦争時の大砲から鋳造した18mのマリア像がある。また10世紀のロマネスク様式の礼拝堂、サン・ミシェル・デグイル(Saint Michel d'Aiguilhe)も人目を引く。これは標高82mの火山岩尖の上に建造されている。 サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の開始点の一つとして、また1000年以上の歴史をもつ司教座都市として、ル・ピュイ=アン=ヴレは中世におけるこの地方の文化の中心であった。