ワイルド・ハニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワイルド・ハニー | ||
---|---|---|
ザ・ビーチ・ボーイズ の アルバム | ||
リリース | 1967年12月11日 | |
録音 | 1967年9月26日-11月15日 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 24分24秒 | |
レーベル | キャピトル・レコード | |
プロデュース | ザ・ビーチ・ボーイズ | |
レビュー | ||
|
||
ザ・ビーチ・ボーイズ 年表 | ||
スマイリー・スマイル (1967年) |
ワイルド・ハニー (1967年) |
フレンズ (1968年) |
『ワイルド・ハニー』(Wild Honey)は、1967年にリリースされたザ・ビーチ・ボーイズのアルバム。前作『スマイリー・スマイル』から三ヶ月後に発表されたが、本作はカール・ウィルソンが主導権を握り完成させた。
ブライアン・ウィルソンはグループのリーダーシップにもはや興味を持っていなかったが、アルバムの大半の曲はマイク・ラヴと共に作り出された。彼らが緊密に作曲を行ったのは1965年の『サマー・デイズ』以来のことであった。スタジオではブライアンは曲への見解が求められたが、他のメンバー達が録音に大きな役割を担い始めていたのが大きな変化であった。「すてきなブーガルー」は、ブライアンが作曲に関わらなかった初のヴォーカル入りオリジナル曲である。本作ではカール・ウィルソンが大半の曲のリード・ヴォーカルを担当した。興味深い曲は「ママ・セズ」である。これは『スマイル』用に録音された「ヴェジタブル」の一部であった。これが後に出回ることとなった『スマイル』セッションの最初であった。
ジャケット写真は実際にステンドグラスを特注製作して撮影されたものである。このステンドグラスはブライアンの自宅スタジオに設置され、DVD『アン・アメリカン・バンド』の「タイム・トゥ・ゲット・アローン」録音シーンのバックに登場している。
[編集] 曲目
特筆無い限りブライアン・ウィルソン作曲、マイク・ラヴ作詞。
- ワイルド・ハニー - Wild Honey 2:37
- うれしくないかい - Aren't You Glad 2:16
- 愛するあの娘に - I Was Made To Love Her (Henry Cosby/Sylvia Moy/Lola Mae Hardaway/ Stevie Wonder) 2:05
- カントリー・エアー - Country Air 2:20
- ア・シング・オア・トゥー - A Thing Or Two 2:40
- ダーリン - Darlin' 2:12
- アイド・ラヴ・ジャスト・ワンス・トゥ・シー・ユー - I'd Love Just Once To See You 1:48
- ヒア・カムズ・ザ・ナイト - Here Comes The Night 2:41
- 風を吹かせろ - Let The Wind Blow 2:19
- すてきなブーガルー - How She Boogalooed It (Mike Love/ Bruce Johnston/ Al Jardine/Carl Wilson) 1:56
- ママ・セズ - Mama Says 1:05
ボーナス・トラック
- 心には春がいっぱい - Their Hearts Were Full Of Spring