ヴェーターラ・パンチャヴィンシャティカー
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ヴェーターラ・パンチャヴィンシャティカー(Vetalapancavimsatika)は、インドの説話集。日本では『屍鬼二十五話』として知られる。現存しない幻の大説話集『ブリハット・カター』を簡略化した『カター・サリット・サーガラ』の第12巻を1つの本としたもの。
死体に取りついたヴェーターラがトリヴィクラマセーナ王に聞かせる25の不思議な物語から成り、各話の最後にヴェーターラが問答を仕掛け、トリヴィクラマセーナ王がそれに見事に答えるという形式を持つ。最後に王はシヴァ神に認められ、ヴィディヤーダラ族の転輪聖王とされた。
多数の伝本がある。
[編集] 邦訳
- 『屍鬼二十五話 インド伝奇集』上村勝彦訳。東洋文庫323。(1978年)。