七博士意見書
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七博士意見書(しちはくしいけんしょ)とは、1903年(明治36年)6月10日付で出された、東京帝国大学教授戸水寛人、富井政章、小野塚喜平次、高橋作衛、金井延、寺尾亨、学習院教授中村進午の七人による建白書。以上の七人を総称して「東大七博士」と呼ぶ。
日露戦争の前に草されたこの意見書は、当時の内閣総理大臣桂太郎、外務大臣小村壽太郎らに提出された。内容は桂内閣の外交を軟弱であると指弾するものであり、主戦論を唱えて対露強硬路線の選択を迫った。世論の反響も大きかった。
「なまじ学のあるバカ程恐ろしいものはない」という言葉は、この意見書を読んだ伊藤博文が初めて言ったといわれる。
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