七夕の国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『七夕の国』(たなばたのくに)は、岩明均による伝奇漫画作品。『週刊ビッグコミックスピリッツ』に、1996年第38号から1999年第6号にかけて連載された。小学館ビッグコミックスより全4巻、ビッグスピリッツコミックススペシャルのレーベルで「完全版」が同社より上下2巻のコミックが刊行されている。
[編集] あらすじ
大学サークル「新技能研究会」部長である南丸は、「あらゆるものに穴を空ける」というあまり役に立たない超能力を持っている。彼の祖父も同じ能力を有していた。
丸神正美教授も似たような能力を持っていた事がわかる。それも、アイスピックで刺したような小さなものではなく、卵ぐらいの大きさの穴がえぐりとられた様々なものが残されていた。
南丸家と丸神家のルーツである「丸神の里」と呼ばれている丸川町にて、不可思議な殺人事件が起きる。報道によれば、被害者の死体は、頭部の半分がまるで巨大なスプーンですくいとったように滑らかにえぐり取られていたという。自分の能力や失踪した丸神教授に関係があるのか、南丸はゼミのグループと共に、調査のため丸神の里へと向かう。
[編集] 主要登場人物
- 南丸洋二(みなみまる ようじ)
- 本作の主人公。通称「ナン丸」。大学4年生で就職活動中の身。紙やプラスチック、ブリキなど物質の特性に左右されず、穴を空ける能力を持つが、当初は本来の出し方を知らず、能力を発揮できていなかった。しかし、丸神の里の関係者であった事から丸神ゼミに関わることになり、自分の能力の本当の使い方を知る。以降は「窓の外に手が届く」能力へ長けることとなった。基本的に楽観的な性格だが、かなりしっかりした考えも持っている。
手は届くのに「窓の外を見る」能力を持たない。(丸神の能力者の大半は、見ることが出来て手が届かない者が多い)
- 丸神正美(まるかみ まさみ)
- 歴史・民俗学の教授。丸川町で自分の家系について探るうち失踪する。「窓の外に手が届き、見ることができる」能力者の一人。
- 丸神頼之(まるかみ よりゆき)
- 丸神の里の神官だったが、4年前に行方不明になる。「窓の外に手が届き、見ることができる」数少ない能力者。特に「手が届く」能力の規模や速さ、巧緻さは誰よりも長けており、里人から畏怖されている。
- 東丸幸子(ひがしまる さちこ)
- 丸川町の喫茶店の店員。「窓の外を見る」能力を持つが手は届かない。幼い頃、兄に虐待された過去があり、心にも身体にも傷を負っている。頼之を恐れない。
- 東丸高志(ひがしまる たかし)
- 東丸幸子の兄。お調子者で皮肉屋、かなりの短気と扱いにくい性格。「窓の外に手が届く」能力を持ち、しばしばそれを誇示する。
道徳心を持たない。
- 江美早百合(えみ さゆり)
- 丸神ゼミの講師。丸神(教授)を慕っている。
- 浅野
- 新技能開拓研究会の会員。
- 亜紀
- 新技能開拓研究会の会員。
- 桜木知子(さくらぎ ともこ)
- 丸神ゼミのゼミ生。
- 川出正行(かわて まさゆき)
- 丸神ゼミの研究生。
- 多賀谷守(たがや まもる)
- 丸神ゼミのゼミ生。
- 早野源一郎(はやの げんいちろう)
- 丸川町の町議。丸神の里
カテゴリ: 漫画関連のスタブ項目 | 漫画作品 た | ビッグコミックスピリッツ | SF漫画作品