上田信
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上田 信(うえだ まこと、1957年 - )は、日本の歴史学者、立教大学文学部教授。専門は中国史・アジア社会論。東京都出身。
中国史の領域では、主に明清時代(西暦14~19世紀)を研究、アジア社会論の領域では、ワールドミュージックなどの視点からアジアをどのように見るべきか、などの論議を展開している。
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[編集] 略歴
- 1957年 東京都に生まれる。
- 1980年 東京大学文学部東洋史学科を卒業。
- 1982年 同大学大学院人文科学研究科東洋史学専攻修士課程修了。
- 1982年 東京大学東洋文化研究所助手(-1987年)。
- 1983-85年 中国・南京大学に留学。
- 1989年 立教大学文学部史学科専任講師。
- 1990年 同助教授。
- 1997年 同教授。
[編集] 著作
[編集] 単著
- 『伝統中国――〈盆地〉〈宗族〉にみる明清時代』(講談社[講談社選書メチエ], 1995年)
- 『森と緑の中国史――エコロジカル・ヒストリーの試み』(岩波書店, 1999年)
- 『トラが語る中国史――エコロジカル・ヒストリーの可能性』(山川出版社, 2002年)
- 『中国の歴史(9)海と帝国――明清時代』(講談社, 2005年)
- 『東ユーラシアの生態環境史』(山川出版社[世界史リブレット], 2006年)
[編集] 共編著
- (木村靖二)『地域の世界史(10) 人と人の地域史』(山川出版社, 1997年)
[編集] 訳書
- ロイド・イーストマン『中国の社会』(平凡社, 1994年)