世界キックボクシング団体協会
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世界キックボクシング団体協会(World Associations of Kickboxing Organizations / W.A.K.O.)は数あるキックボクシングの国際組織の一つ。 アマチュア部門とプロ部門(WAKO-PRO)の2つの組織で構成されている。多様な王座を認定している、また毎年アマチュア部門の世界選手権を開催している。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] ルール
[編集] セミコンタクト(Semi-contact)
- シニア部門は8メートル、ジュニアとカデット部門は6メートル四方の畳の上で行われる。但し、地域大会や低いレベルの大会では試合場が多少小さくても構わない。但し、少なくとも競技場の一片の長さは6メートルなくてはならない。
- 競技者はヘッドギア、マウスピース、胸部プロテクター(女性用)、セミコンタクト用グローブ、ファールカップ、脛当て、足パッド、ズボン(裾が足首まであること)、T-シャツかブイネックの道衣(前と後ろに競技者の国籍と名前もしくはイニシャルが書いてあること)。尚、バンテージの使用は自由。
- 国際大会では、シニア及びジュニア部門両方共3分2ラウンド(インターバル1分)で争われる。但し、公式の国際大会では参加人数の多い為、2分2ラウンドに減らすことができる。カデット部門は1分30秒2ラウンド(インターバル1分)で争われる。
- 蹴りは前蹴り、横蹴り、後ろ蹴り、飛び蹴り、回し蹴りが許される(かかとを使った攻撃は危険なため禁止)。突きは、正拳、裏拳、フックが許可される。
- 頭部(顔面、側面、後頭部)、胴体部分、ふくらはぎより下の脚部(足払い)が許される。足払いを除くベルトラインより下の部分の蹴り、頭頂部、肩の上、首への攻撃は禁止。
- 試合はポイント制で争われる為、上記の攻撃がヒットすれば一定の点数が選手に入る。パンチ、胴体への蹴り、足払いは1点。頭部への蹴り、胴体への飛び蹴りは2点。頭部への飛び蹴りは3点である。但し、足払いは1度までしか点を与えられない。
[編集] ライトコンタクト(Light contact)
[編集] フルコンタクト(Full contact)
- 4本のロープは張ったボクシングのリング上で行われる。
- 競技者はヘッドギア、マウスピース、胸部プロテクター(女性用)、10オンスのボクシンググローブ、ファールカップ、脛当て、足パッド、上着(女子のみ)、ズボン。
- 攻撃可能な箇所は頭部と胴体のみ。
- アマチュアは2分3ラウンド。プロは2分5、7、10、12ラウンド。尚、インターバルは1分。
- 足払い以外での下半身への攻撃、喉、下腹部、肘打ち、手刀、サミング、頭突き、投げは禁止。ロープに絡まった相手、ダウンした相手への攻撃も禁止。
- 男子12階級、女子7階級で行われる。
- 軽量は試合日の前日か当日の朝8時から10時に行われる。
- 競技者はラウンド毎に最低でも6回以上の蹴りを使わなければならない。1ラウンド終了時に蹴りが6回以下だった場合、*レフェリーから警告が出る(この時点では減点は無し)。 2ラウンド終了時までに計12発以上の蹴りを放たなかった場合は1点減点となる。また、たとえ1ラウンド目に6回以上蹴りを出しても、2ラウンド目も同様に6回以上の蹴りを出さなければならない。加えて、最初の1ラウンド目に5発しか蹴りを出さなかった場合、次の2ラウンド目で最低7発以上蹴りを打差なければ減点される。3ラウンド終了時までに計18発以上の蹴りを放たなかった場合はさらに1点減点となる。このルールで3点以上失った競技者はその時点で失格となる。リングサイドにはキックカウンターがおり、各ラウンド終了毎に競技者が何発蹴りを出したか報告する。
[編集] ローキック(Low-Kick)
ローキック有りのフルコンタクトルール。
[編集] ムエタイ(Thai-Kickboxing)
男子12階級、女子7階級。
[編集] ミュージカル・フォームス(Musical Forms)
アマチュアのみ。ミュージカル・フォームは用意した曲(選手個人が用意する)一人もしくは複数の仮想の敵を相手に東洋の武術の技を用いて闘うパフォーマンスを競い合う競技である。 競技者は一つの大会で複数のスタイルに出場できる。 体重分けはされていないが、男女両方とも下記のスタイルによってカテゴライズされている。
- ハードスタイル:空手もしくはテコンドーの技術で表現する。
- ソフトスタイル:中国拳法の技術で表現する。
- ハードスタイルウェポンス:空手もしくはテコンドーの技術と鎌、サイ、トンファー、ヌンチャク、棒を使って表現する。
- ソフトスタイルウェポンス:中国拳法の技術と薙刀、ヌンチャク、太極拳ようの刀、鎖、中国拳法用の長めの棒、二刀流、フックソード、フックソード二刀流等を使って表現する。
競技者に対する服装は特に定められていないが、ハードスタイルでは裸足、ソフトスタイルでは靴をはかなくてはならない。女子を除いて上半身裸でも良い。
[編集] エアロキックボクシング(Aero Kickboxing)
アマチュアのみ。 エアロキックボクシングはキックボクシングの技術のみを用いて音楽とともにパフォーマンスを行う競技である。
[編集] 出典
この記事に載っている公式ルールの出典
[編集] 外部リンク
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