中伊豆バイパス
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中伊豆バイパス(なかいずバイパス)は静岡県伊豆市と伊東市を結ぶ一般有料道路である。静岡県道路公社により管理されている。
[編集] 概要
静岡県道12号伊東修善寺線の峠越え区間(冷川峠)が狭路であることから、これをバイパスする目的で建設された。全長588mの冷川トンネルで市境を越える。全線で片側1車線が確保されており、大型車でも無理なく通行することができる。冷川峠は箱根連山から連なる山と天城山地との境にあり、他の伊豆半島を横断する亀石峠・十国峠・山伏峠(静岡県伊豆地方)などに比べて標高が低く緩やか。さらにトンネルが開通しているため通行が容易で東西伊豆の連絡道路として大きな役割がある。
伊東市側からは松川沿いに道路付けされており奥野ダムまではやや急な坂が続く。冷川トンネルを越えると旧中伊豆町役場前を通り旧修善寺町に着く。冷川峠西側は徳永川沿いに田圃が広がり緩やかな勾配である。
当初、伊豆市側では静岡県道112号中大見八幡野線に、伊東市側では静岡県道12号伊東修善寺線のバイパス区間(奥野トンネルなど)を介して静岡県道351号池東松原線に接続していたが、現在では中大見八幡野線の徳永交差点まで、池東松原線の広野1丁目交差点までを静岡県道12号伊東修善寺線として重複指定し、中伊豆バイパスを含めて伊東修善寺線のバイパスとして機能している。