中葛飾郡
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中葛飾郡(なかかつしかぐん)は埼玉県にかつて存在した郡である。下総国葛飾郡が分割され誕生した。
[編集] 歴史
明治11年(1878年)、郡区町村編制法の施行に伴い、葛飾郡のうち下総国の埼玉県に属する部分が中葛飾郡として設置された。郡役所は置かれず、杉戸町にあった北葛飾郡役所が中葛飾郡も管轄していた。
明治29年(1896年)3月29日、郡制施行のため北葛飾郡に編入された。
[編集] 範囲
現在の行政区画では概ね幸手市の一部、杉戸町の一部、春日部市の一部(旧・庄和町全域)、松伏町の一部に相当する。 明治22年(1889年)4月1日の時点で7村を数えた。