中銀カプセルタワービル
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中銀カプセルタワービル(なかぎんかぷせるたわーびる)とは黒川紀章が設計した世界で初めて実用化されたカプセル型の(それぞれの部屋の独立性が著しく高く、技術的には部屋=カプセルごとに交換が可能な)建築(マンション)。東京の銀座にあり、1972年竣工。
黒川の初期の代表作であるとともに、メタボリズムにとっても代表的な作品である。
鳥の巣を積み重ねたようなその特異な外見は、ユニット性のカプセル住宅(マンションであるが、事務所としても利用可能)としての機能をダイレクトに表現したもので、その評価は高い。
竣工後30年が経過し,老朽化が問題になっている。黒川はカプセルの交換によって利用し続けることを求めている。一部の報道機関は2006年9月に開催された区分所有者の総会により建て替えが決まったと流したが、実際には過半数の所有者が賛成したに過ぎず、区分所有法で定められている議決権および区分所有者の80%以上の賛成を得ていないため建て替えるか否か決まっていない。
[編集] 外部リンク
- 黒川紀章 中銀カプセルタワービル
- 銀座の近未来建築「中銀カプセルタワー」 | Excite エキサイト : ニュース
- 建築マップ 中銀カプセルタワービル●黒川紀章
- 建築マップ 中銀カプセルタワービル●黒川紀章 2
- Ginza_life_at_a_capsule
カテゴリ: 現代建築 | 建築関連のスタブ項目