交通安全週間
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交通安全週間(こうつうあんぜんしゅうかん)は、交通安全思想の普及浸透と、交通ルール遵守の徹底を図るための啓発運動を実施する期間であり、春と秋にそれぞれ10日間実施される。春の全国交通安全週間(原則4月6日 - 4月15日)と、秋の全国交通安全週間(原則9月21日 - 9月30日)がある。
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[編集] 啓発活動
省庁通達により全国展開されるものと、各都道府県ごとに重点的に目標を定めて展開されるものがある。子供たちのために小学校で特別授業があったり、地域住民がグループを通して活動することがある。小学生による鼓笛パレードも盛んだ。子どもにとって交通事故が最大の危険だった、昭和の香りのする行事である。
[編集] 速度取締り
この期間、交通量の比較的少ない郊外で、スピードの出やすい一定の地点で、いわゆる「ねずみとり」といわれる速度取締りがおこなわれる。制限速度を超過して走行することが多い現在、ドライバーにとっては、恐怖の期間でもある。制限速度+5km/hまでは、誤差範囲である。取締り地点で急激に速度が遅くなるのが合図であるが、先頭を走っていたり、ガラガラだったり、追い抜きする場合は危険である。対向車線を走っている車両が、ライトで合図することがある。なお、スピードを出させて、捕まらせるゲームもあるので、注意が必要である。