人を動かす
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人を動かす(ひとをうごかす、原題 : How to Win Friends and Influence People)は、デール・カーネギーの著書。1937年発売。
[編集] 概要
道は開けると供に、デール・カーネギーの代表的な著書。
自己啓発書の元祖と称されることも多い。
著者の経験に基づく多くの例を挙げている。
[編集] 内容
- 人を動かす三原則
- 批判も非難もしない。苦情もいわない。
- 卒直で、誠実な評価を与える。
- 強い欲求を起こさせる
- 人に好かれる六原則
- 誠実な関心を寄せる。
- 笑顔で接する。
- 名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばであることを忘れない。
- 聞き手にまわる。
- 相手の関心を見抜いて話題にする。
- 重要感を与える―誠意をこめて。
- 人を説得する十二原則
- 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
- 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
- 自分の誤りをただちにこころよく認める。
- おだやかに話す。
- 相手が即座に'イエス'と答える問題を選ぶ。
- 相手にしゃべらせる。
- 相手に思いつかせる。
- 人の身になる。
- 相手の考えや希望に対して同情を持つ。
- 人の美しい心情に呼びかける。
- 演出を考える。
- 対抗意識を刺激する。
- 人を変える九原則
- まずほめる。
- 遠まわしに注意を与える。
- まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
- 命令をせず、意見を求める。
- 顔を立てる。
- わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
- 期待をかける。
- 激励して、能力に自信を持たせる。
- 喜んで協力させる。
付録
- 幸福な家庭を作る七原則
[編集] 書籍情報
- 人を動かす(訳・山口博)ISBN 4422100513