人工憑霊蠱猫
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『人工憑霊蠱猫』(じんこうひょうれいこねこ)は、化野燐の小説シリーズである。2006年4月現在、4巻まで発売中。
[編集] シリーズ
- 蠱猫(こねこ) 2005年3月 ISBN 4-06-182421-X
- 白澤(はくたく) 2005年5月 ISBN 4-06-182428-7
- 渾沌王(こんとんおう) 2005年7月 ISBN 4-06-182439-2
- 件獣(くだんじゅう) 2006年3月 ISBN 4-06-182474-0
[編集] 用語
- 本草霊恠図譜
- 鬼神を召喚するために使う、美袋玄山が記した本。
- 妄想形成場
- 人の妄想や、非理性的な感情が形となる場所。
- 妄想形成体
- 妄想が現実に影響を及ぼすようになったもの。
[編集] 主な登場人物
- 美袋小夜子
- 美袋学園の図書館司書で、鬼神の研究をしていた学者・美袋玄山の子孫。クールな美人。千文字未緒とは親友だったが裏切られる。『蠱猫』の使役者。
- 白石優
- 文化人類部の四回生。いつも超然としていて他人とは干渉しないスタンスの持ち主。『白澤』の使役者。
- 石和百代
- ミル・プラトーの社員。機械の中にいる鬼神の存在を感じることができ、その鬼神を排除できる機械の付喪神『100-1』を持っている。
- 時実理一
- 資料館に勤務している。鬼神を全く信じない。そのため、その考えが現実に影響を及ぼす反呪法『常能力』の能力を持っているが、本人は全く気づいていない。
- 龍造寺汎(?)
- むちゃくちゃでいい加減男。とにかくスケベで軽い。実は双子で利き手が違う。鬼神使役術を駆使する。『件』の使役者。
- 千文字未緒
- 千文字製薬の令嬢。黒髪の美人で、小夜子と親友だったが、それは「本草霊恠図譜」を手に入れるためだった。『童』の使役者。
- 勝呂
- 総務課長。細かいことに厳しい。千文字未緒に『針口』をつけられているため、命令には絶対服従だが、勝手に図書館を爆発などと行き過ぎることもある。刑事に『針口』を憑けるなどといろいろする。
- 大生部龍彦
- 本草学者。白尽くめで、鬼神との共存が可能だと考え、それを実行しようとしている。