人工膀胱
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人工膀胱(じんこうぼうこう、ウロストミー、Urostomy)とは、負傷や膀胱癌の治療のため膀胱を摘出した際に、膀胱に代わって作られる代用膀胱。回腸導管と蓄尿型人工膀胱、自排尿型人工膀胱の3種類が存在する。
回腸導管
回腸を15~20センチ切り取り口側を閉鎖、尿管を吻合。反対側を腹部に開口、膀胱の機能をこれで補う。排泄は、腹部のストーマ (w:Stoma) から行う事になる。 尿は垂れ流しになってしまうので、ストーマから出る尿を溜める専用の袋(パウチ)が使われる。
蓄尿型人工膀胱
回腸及び結腸の一部を使い、体内に袋状の物を作成し尿管を吻合。膀胱の機能をこれで補う。排泄は、腹部のストーマ (w:Stoma) からカテーテルにより行う事になる。
自排尿型人工膀胱
約60センチの回腸を使い、体内に袋状の物を作成し尿管を吻合。膀胱の機能をこれで補う。排泄は人工膀胱下部と尿道を吻合。腹圧もしくは手による加圧により、尿道より行われる。 尿道が温存可能な症例にのみ実施される。
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