今いくよ・くるよ
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今いくよ・くるよ(いま-)は、吉本興業所属の女性漫才コンビ。高校の同級生コンビである。
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[編集] プロフィール
- 今いくよ
- 本名 - 里谷正子
- 生年月日 - 1947年12月3日
- 出身 - 京都市
- 血液型 - A型
- 担当 - ボケ
- 痩せすぎているほど細い体型や厚化粧が特徴。長すぎる睫毛で、パチパチ瞬きをするが、これを他のお笑い芸人から真似されている。
- 今くるよ
- 本名 - 酒井スエ子
- 生年月日 - 1947年6月17日
- 出身 - 京都市
- 血液型 - A型
- 担当 - ツッコミ
- いくよと正反対の肥満体型。派手な衣装を着て登場。お腹を叩いたり、両手を顔の前で交互に前後ろにしたり、「どやさ」と言ったりするのが持ちギャグ。
[編集] 略歴・特徴
明徳女子商業高校時代、二人ともソフトボール部に所属していた。いくよがピッチャー、くるよはマネージャー。全国大会で準優勝の経歴を持つ。
外見のイメージから、いくよがツッコミ、くるよがボケのような印象を持たれがちだが、実際の漫才では逆でいくよがボケ、くるよがツッコミである。
太っているくるよと、痩せているいくよが、互いの体型や容姿・ファッションをけなし合うネタをよく演じる。また他人を褒めることはあっても他人の悪口や他人を持ち出して笑いに使うということはほとんどない。コンビ仲がとても良いことで有名。
師匠は島田洋之介・今喜多代(現:今日喜多代)夫妻(弟弟子に島田紳助らがいる)。1973年に初舞台を踏んだが、その後、長い下積み生活を送った。ようやく演芸番組の花王名人劇場に出演するチャンスを得たものの、吉本興業から「これでウケなかったら最後」と通告された。二人とも最後の舞台として全力で演じ、見事大爆笑をとり、二人の漫才はカットされずに全国放送された(このときの他の出演者にはやすし・きよしなどの大御所が並んでいた)。翌日よりテレビ、ラジオその他からの出演依頼が殺到。苦難の末、ようやく本格女流漫才師として日の目を見ることとなった。
漫才では、いくよ「くるよちゃん、そんなとこ(肩)から足出して」くるよ「これは腕やっちゅうねん」。いくよ「私たち高校の頃にソフト部やってまして、私ピッチャーでエース。くるよちゃん、キャッチャーでロース(肉の部位)」。などの持ちネタがある。 他にもいくよの厚化粧をネタにくるよが顔をはたく(ファンデーション?)仕草や漫才途中から必ずくるよの派手で大きな衣装がズレてくるので、すそを何度も持ち上げての漫才をする。
2006年10月6日、フジテレビ「森田一義アワー 笑っていいとも!」のテレフォンショッキングで1984年8月30日(紹介者:田島令子)以来、丸22年ぶりの出演を果たした。(紹介したのは友近)
[編集] エピソード
- 楽屋にいる際、いくよが2時間かけて入念に化粧をしている間に、相方のくるよは弁当を2つ平らげた。
- チュートリアルの福田のことを「テカリ」とよぶ。(相方の徳井のことは「徳井くん」とよんでいる。)また、いくよとくるよがチュートリアルに差し入れとして、ハンバーガーばかり24個も持ってきたことがある。
- ブラックマヨネーズの事をマヨネーズちゃんと呼んでいる。