佐渡郡
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佐渡郡(さどぐん)は、2004年まで新潟県の佐渡島にあった郡である。
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[編集] 歴史
佐渡島(佐渡国)はもと雑太郡(さわたぐん)・羽茂郡(はもちぐん)・加茂郡(かもぐん)の三郡に分かれていた。1878年(明治11年)の郡区町村編制法施行の際は、三郡合同の郡役所を雑太郡相川町に置いた。1896年(明治29年)4月1日の郡制施行の際に三郡を統合して佐渡郡とし、郡役所は引続き相川町に置いた。
1954年11月3日、両津町ほか5村が合併して両津市となった。2004年3月1日、佐渡郡の相川町、佐和田町、金井町、新穂村、畑野町、真野町、小木町、羽茂町、赤泊村と両津市が合併して佐渡市となり、同日佐渡郡消滅。
[編集] 沿革
- 1896年(明治29年)4月1日 - 雑太郡・羽茂郡・加茂郡が合併し発足。(7町51村)
- 1898年(明治31年)9月9日 - 川原田町が河原田町に改称。
- 1901年(明治34年)11月1日(5町22村)
- 夷町・湊町、加茂歌代村の一部が合併し、両津町が発足。
- 梅津村・羽吉村・内浦村、加茂歌代村の残部が合併し、加茂村が発足。
- 明治村・河崎村・富岡村・吾潟村が合併し、河崎村が発足。
- 吉井村・秋津村・長江村が合併し、吉井村が発足。
- 相川町、二見村・金泉村の一部が合併し、相川町が発足。金泉村の残部は北海村の一部と合併し、金泉村が発足。
- 高千村、北海村の残部が合併し、高千村が発足。
- 五十里町・沢根町村が合併し、沢根町が発足。
- 金沢村・平泉村が合併し、金沢村が発足。
- 新穂村・大野村・長畝村・潟上村・田野沢村・正明寺村、国中村の一部が合併し、新穂村が発足。
- 畑野村・小倉村・栗野江村・三宮村、国中村の残部が合併し、畑野村が発足。
- 真野村・恋ヶ浦村・金丸村・新町、川茂村の一部が合併し、真野村が発足。
- 赤泊村・真浦村・徳和村・三川村、川茂村の残部が合併し、赤泊村が発足。
- 小布勢村・亀ノ脊村が合併し、西三川村が発足。
- 小木町・岬村が合併し、小木町が発足。
- 千手村・羽茂本郷村・大橋村が合併し、羽茂村が発足。
- 1902年(明治35年)4月1日 - 二宮村・野田村が合併し、二宮村が発足。(5町21村)
- 1951年(昭和26年)1月1日 - 真野村が町制施行し真野町となる。(6町20村)
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 相川町・金泉村・二見村が合併し、相川町が発足。(6町18村)
- 1954年(昭和29年)7月20日 - 河原田町・沢根町・二宮村・八幡村が合併し、佐和田町が発足。(5町16村)
- 1954年(昭和29年)11月3日(4町9村)
- 両津町・加茂村・河崎村・水津村・岩首村・内海府村、吉井村の一部が合併し、両津市が発足、郡より離脱。
- 金井村・金沢村、吉井村の残部が合併し、金井村が発足。
- 1955年(昭和30年)3月31日(4町7村)
- 真野町が西三川村の一部と合併し、真野町が発足。
- 羽茂村が西三川村の一部と合併し、羽茂村が発足。
- 畑野村・松ヶ崎村が合併し、畑野村が発足。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 相川町・高千村・外海府村が合併し、相川町が発足。(4町5村)
- 1960年(昭和35年)11月3日(6町3村)
- 金井村が町制施行し金井町となる。
- 畑野村が町制施行し畑野町となる。
- 1961年(昭和36年)4月1日 - 羽茂村が町制施行し羽茂町となる。(7町2村)
- 2004年(平成16年)3月1日 - 相川町・佐和田町・金井町・新穂村・畑野町・真野町・小木町・羽茂町・赤泊村が両津市と合併し、佐渡市が発足、郡より離脱。同日佐渡郡消滅。