儲光羲
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儲光羲(ちょ・こうぎ、707年-760年?)は中国唐代の詩人。
[編集] 略伝と詩風
山東省・兗州の出身。726年に進士となり、756年に監察御史となる。安禄山の乱の時に賊軍に官を授けられたため、乱後は嶺南に流され、その地で没する。
その詩は陶淵明を模範とし、質朴・古雅の趣をふくみ、田園詩に長じ王維・孟浩然・韋応物と肩を並べた。著に『儲光羲詩集』5巻の他、『正論・九経分義疎』があり、『唐詩選』に洛陽道などの絶句4首を収めている。
田家雑興 | |
種桑百餘樹 | 桑を種(う)う百よ樹 |
種黍三重畝 | 黍を種う三重畝 |
衣食既有餘 | 衣食既に餘りあり |
時時會賓友 | 時時賓友を會す |
夏来菰米飯 | 夏来たって菰米の飯 |
秋至菊花酒 | 秋至れば菊花の酒 |
孺人喜逢迎 | 孺人(じゅじん)は逢迎を喜び |
稚児解趨走 | 稚児は趨走を解す |
日暮閒園裏 | 日暮閒園のうち |
團團蔭楡柳 | 團團楡柳を蔭にす |
酩酊乗夜帰 | 酩酊夜に乗じて帰れば |
淸淺望河漢 | 淸淺河漢を望み |
低昻看北斗 | 低昻北斗を看る |
數甕猶未開 | 數甕猶未だ開かず |
来朝能飮否 | 来朝能く飮むや否や |
長安道 | |
鳴鞭過酒肆 | 鳴鞭酒肆を過ぎ |
袨服遊倡門 | 袨服倡門に遊ぶ |
百萬一時盡 | 百萬一時に盡き |
含情無片言 | 情を含んで片言なし |
洛陽道 | |
大道直如髪 | 大道 直きこと髪のごとく |
春日佳気多 | 春日 佳気多し |
五陵貴公子 | 五陵の貴公子 |
双双鳴玉珂 | 双双 玉珂を鳴らす |