元文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
元文(げんぶん)は、日本の元号の一つ。享保の後、寛保の前。1736年から1740年までの期間を指す。この時代の天皇は桜町天皇。江戸幕府将軍は徳川吉宗。
目次 |
[編集] 改元
この改元の際、中御門上皇が清原氏系の伏原宣通を勘案者に加えるように命じたところ、菅原氏系の学者が明経道(清原氏)が紀伝道(菅原氏)の領域を侵すものだと猛反対して朝廷内部が紛糾した。結局、桜町天皇の決断で宣通起用は中止されたものの、桜町天皇と関白一条兼香による官制改革のきっかけとなる事件の一つであった。
[編集] 出典
『文選』の「武創元基、文集大命、皆体天作制、順時立政、至于帝皇、遂重熙而累盛」から。
[編集] 元文期におきた出来事
[編集] 西暦との対照表
元文 | 元年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 |
---|---|---|---|---|---|---|
西暦 | 1736年 | 1737年 | 1738年 | 1739年 | 1740年 | 1741年 |
干支 | 丙辰 | 丁巳 | 戊午 | 己未 | 庚申 | 辛酉 |