光吉夏弥
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光吉 夏弥(みつよし なつや、1904年11月20日 - 1988年3月7日 )は、佐賀県唐津市出身の翻訳家・絵本研究家。「光吉」の吉は下の線が長い。「夏弥」はペンネーム。本名は「積男」。慶応義塾大学経済学部1929年卒業。専門は児童文学・写真・舞踊。
岩波書店刊の絵本『ちびくろ・さんぼ』(1953年初版)の翻訳者として知られる。同絵本は、1988年に人種差別の指摘を受け、絶版となったが(いわゆるサンボ一斉絶版問題)、2005年に瑞雲舎からほぼそっくりそのままの形で復刊された。
[編集] 著作リスト
[編集] 翻訳著
- 『ちびくろ・さんぼ』(岩波書店, 岩波の子どもの本、1953年)
- 『ひとまねこざる』(H.A.レイ作、岩波書店, 岩波の子どもの本、1954年、1998年改訂新版)
- 『ちびくろ・さんぼ』(瑞雲舎, 2005年)
- 『ちびくろ・さんぼ2』(瑞雲舎, 2005年)