兌換チャット
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兌換チャット(だかんちゃっと)、外貨兌換券(がいかだかんけん、FEC=Foreign Exchange Certificate)は、1993年から2003年ごろまでミャンマーで発行されていた紙幣(外貨兌換券)。
外国人旅行者がミャンマー国内に入国する際、300USドル(後、200~100USドル)を強制的にこのFECに両替させられる制度があり、政府が外貨獲得のために導入したといえるものであった。ミャンマー国民がUSドル紙幣に触れることは禁じられており、FECがその代替として使用されることになっていた。
公式では、1FECは1USドルと等価でミャンマー国内で流通することになっていたが、実際には国内の市場で自国通貨であるチャットに両替する際に、USドルとFECではUSドルの方が2割近く多いチャットと交換できるなど、FECは忌み嫌われる傾向があった。
また、強制両替についても交換の担当官に5~10USドルの賄賂を渡すことで逃れる様な事が恒常化したため、2003年8月には外国人に対する強制両替を停止した。しかし、兌換券はまだ外国企業に勤める現地人などのために流通していると言われる。