公儀介錯人
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公儀介錯人(こうぎかいしゃくにん)とは、小池一夫原作の漫画『子連れ狼』に登場する、江戸幕府の(架空の)役職のこと。武家諸法度等に違反し、幕府(公儀)から切腹を命じられた大名の介錯を請け負う首切り役人(という設定)。
公儀介錯人には、大名を介錯するにあたり、葵の紋の入った羽織を身に纏うことが許された。この特権を狙い、柳生烈堂が当時の公儀介錯人・拝一刀の一族を殺害し、一刀に謀反の濡れ衣を着せたことが、一刀・大五郎父子と柳生烈堂を筆頭とする柳生一門との数年にわたる抗争の原因となった。拝一刀失脚の後は柳生家がその地位についた(という設定)。
なお公儀介錯人なる役職は実際には存在しなかった。あくまでも『子連れ狼』の物語の中だけのフィクションであることに注意。