兵庫大賞典
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兵庫大賞典(ひょうごだいしょうてん)は兵庫県競馬組合の重賞競走。1964年に創設され、長らく2300メートル(1999年のみ2400メートル)で施行されていたが、2000年に1870メートルに短縮された。しかし、2007年からは2400メートルに延長される事が発表された。
1999年のサラブレッドの導入に伴い、2002年からは施行条件がサラブレッドとアラブの混合レースに、2005年からはサラブレッド4歳以上に変更されている。斤量は4,5歳牡馬56kg、牝馬54kg、6歳以上はそれぞれマイナス1kgとなっている。
サラブレッドとの混合戦になった2002年は、2頭のみの出走だったアラブが1,4着。特に当時7歳だったサンバコールは、向こう正面から一気に先頭に取り付くとそのままロードバクシンの追撃を振り切った。2003年も同じようなレースで3着と意地を見せている。園田金盃でサラブレッドを一蹴したワシュウジョージと同様、全盛期のアラブはサラブレッドを凌駕する力を持っていたことを示すと当時に、園田のサラブレッドは2軍の寄せ集めと揶揄される所以にもなっている。
2006年はインターロッキー以来14年振りにロードバクシンが連覇した。
[編集] 歴代優勝馬(2002年以降)
回数 | 施行年 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 馬場 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 | 1着賞金 |
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第38回 | 2002年5月6日 | サンバコール | 牡7 | 園田 | 良 | 2:01.1 | 田中学 | 西村守幸 | 900万円 |
第39回 | 2003年5月5日 | ホクザンフィールド | 牡4 | 園田 | 良 | 2:01.9 | 平松徳彦 | 橋本忠男 | 800万円 |
第40回 | 2004年5月5日 | マタカッタ | 牡4 | 園田 | 重 | 1:58.7 | 有馬澄男 | 田中道夫 | 800万円 |
第41回 | 2005年5月5日 | ロードバクシン | 牡7 | 園田 | 良 | 2:01.3 | 岩田康誠 | 曾和直榮 | 600万円 |
第42回 | 2006年5月5日 | ロードバクシン | 牡8 | 園田 | 良 | 2:02.1 | 川原正一 | 曾和直榮 | 550万円 |