内股
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相手を前かがみの姿勢に崩し、前回りさばきから相手の内ももを自分の外ももで払いあげるようにして投げる技。跳腰とは、相手のどちらの足に掛けるかでという点で異なる(手前側なら内股、反対なら跳腰)。
一般には、相手の体を手前に引き崩しながら自らの体を開くと同時に、相手の足を一気に跳ね上げるというものであるが、先に足を相手の股に入れ、片足でケンケンしながら相手を追い込んで投げるという技法(通称:ケンケン内股)も試合では使われている。見た目は前者の方が豪快であるが、後者に比べ小外掛(※小外刈ではない)で返されるリスクがある。
上記のようなバリエーションの豊富さ、及び大内刈や小内刈などとの連携が容易であることから、近代柔道では、背負投と並んで最もポピュラーな技のひとつである。しかし内股は練習・試合で頻繁に使われている事もあり、内股すかしや掬投など返し技も多い。
山下泰裕、斉藤仁、吉田秀彦、井上康生など、数々の名手がいる。
[編集] 外部リンク
- 内股
- 柔道男子:井上康生の内また
- 内股初編田辺勝5段
- 内股中編
- 内股後編
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