前橋連隊区
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前橋連隊区(まえばしれんたいく)は、大日本帝国陸軍の連隊区の一つ。主に群馬県の徴兵・召集などの兵事事務を担任した。明治29年の創設以来「高崎連隊区」(たかさき-)と称していたが、昭和16年改称する。
明治29年、それまで大隊区制が執られていたものをあらたに連隊区を設ける事となった。全国を数個の師管区に分け、その師管区内を数個の連隊区で構成した。高崎連隊区もその一つで、第一師管に属した。陸軍管区表(明治29年12月2日勅令第381号)による管轄区域は次の通り。
- 群馬県
- 全県
- 埼玉県
- 入間郡・比企郡・秩父郡・児玉郡・大里郡
他の埼玉県区域は近衛師管本郷連隊区である。その後旅管が設けられ、高崎連隊区は第十四師管に移って第二十八旅管に属した。明治40年に管区表が改められ、旅管は廃されたが第十四師管には引き続き属した。高崎連隊区の管轄区域から埼玉県部分が外れ、その区域が熊谷連隊区となる。以後旅管が廃され管区表が改められてもこの管轄区域に変更はなかった。
昭和16年の陸軍管区表より北海道を除き一府県一連隊区制となり、各地の連隊区の統廃合が行われた。高崎連隊区は前橋連隊区と改称、師管名称が変更となり前橋連隊区の属する第十四師管は宇都宮師管へと改称された。更に師管の上位に軍管区が設けられ、宇都宮師管は東部軍管区へと改称する。
昭和20年から連隊区の同域に地区司令部が新設され、前橋地区司令部が設けられた。連隊区司令部人員と地区司令部人員は兼任である。
[編集] 連隊区司令官経験者
- 吉田喜徳 大佐:昭和16年4月1日 - 昭和19年6月26日
- 高橋達吉 大佐:昭和19年6月26日 - 昭和20年3月31日
- 佐々木勇 少将:昭和20年3月31日 - 終戦(地区司令官を兼ねる)
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