劇空間ぱわふるリーグ
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劇空間ぱわふるリーグ(げきくうかんぱわふるりーぐ)は、野球チームを作り他のユーザーと試合、勝敗を競うCGIゲームである。
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[編集] ゲーム内容の概要
与えられた数値を選手に振り分け、一定期間の間登録されたチーム同士でリーグ戦を行う。試合に挑み、勝利したチームが「チャンピオン」となり、試合に負けるまで次に挑戦してくるユーザーを待つという仕組み。そのため、「チャンピオン」の間は試合が消化できないという欠点がある。最新バージョンは5まで進化しているが、配布されているのはバージョン2のみ(2.01と3.00の二種類がある)。一般的に普及しているものは後者であり、通常劇ぱわといえばバージョン2の3.00のことを指す。
予告先発や場外ホームラン、利き腕・背番号の概念など、設置者の好みに合わせて様々な改造がなされており、日本語圏で有名なCGIゲームの一種となっている。主に劇ぱわの通称で知られ、通常は実況パワフルプロ野球のキャラクターがアイコンに使用される。
[編集] 主なバージョン
- 劇空間ぱわふるリーグ
- 通称「初代劇ぱわ」。1チームの選手はちょうど9人で、試合経過はスコアブックのように表された。
- 劇空間ぱわふるリーグ2 ver. 2.01
- 「投手成績とチーム成績が同じなのはおかしい」という指摘を受け、投手2人制となった劇ぱわ。現在配布されているもののひとつ。「キャンプ」が存在しない代わりに、(「チャンピオン」となっている間を除き)選手の能力を1ポイントずつ変更することが可能。
- 劇空間ぱわふるリーグ2 ver. 3.00
- ver. 2.01に細かな改良を加えたもの。また試合経過のレイアウトもver. 2.01と異なる。現在配布されているもののひとつ。一般に広く普及している劇ぱわであり、特殊能力の概念や試合ごとに選手の能力が上昇(下降)する「成長型」リーグ(後述)など、設置者によって多種多様な改造が施されているのが特徴。CGIゲーム「俺のペナント」もここより派生した。
- 劇空間ぱわふるリーグ3
- 「劇空間ぱわふるリーグ2」を上位下位の2部リーグ制にしたもの。ただし、「劇空間ぱわふるリーグ2」でも設置者の改造により上位下位の概念がある2部・3部リーグは存在する。
- 劇空間ぱわふるリーグ4
- 「劇空間ぱわふるリーグ3」を改良したもの。投手野手とも1チームに4人ずつ追加されているのが特徴。
- 劇空間ぱわふるリーグ5
- 「劇空間ぱわふるリーグ4」に球場や特殊能力の他、中継ぎ投手・抑え投手の概念を加えて投手を4人追加した現行最新型の劇ぱわ。本家HPでは「Easy」や「MLB」など3つの「劇ぱわ5」が現在稼動している。
- 成長型劇空間ぱわふるリーグ
- 「劇空間ぱわふるリーグ」シリーズを改良したもの。劇ぱわにアイテム、練習、スカウトなどの概念を加えており、試合をする度に選手の能力が上がっていくが、そのため新規作成時から勝利を収めていくのは困難。パラメータはF~NTSなどが多い。
[編集] 遊び方
(注:ここでは、劇空間ぱわふるリーグ2 ver. 3.00について説明する。)
[編集] パラメーターの振り分け
野手8人、投手2人の設定が必要で、あらかじめ決められた数値の中から野手はパワー、ミート、走力、守備力、投手は速球、変化球、制球力、守備力(球威)にそれぞれ1-10までの数値を割り振り、新規登録を行う。このうち、8.9及び10は『ボーナスパラ』と呼ばれ、それぞれ割り振れる回数が決まっている。パラは、「キャンプ」によって変更できる。
[編集] チャンピオン
前の試合の勝利者が「チャンピオン」となって、次の対戦相手になる。「チャンピオン」に挑んで勝てばチャンピオンとなり、敗れても一定の間隔を置いて再度挑戦することが可能。ただし、リーグによっては当て馬防止のため同一チームの連敗制限をかけていることろもある。またもう一度挑む前に「チャンピオン」に勝利したまったく別のチームが新たな「チャンピオン」になっている可能性もあることに留意する必要がある。このように試合を重ねていき、期間内に誰よりも多く勝利を挙げると優勝となる(勝利数が同じ場合は最大連勝数が多い側、最大連勝数も同じならば先に全試合を消化し終えたものが優勝)。
[編集] おまけ
最新の試合結果を確認できる他、選手ランキング、過去の記録、MVP・ベストナイン(場所による)等、野球好きにはたまらない演出が満載している。
[編集] 勝つためには
リーグによって、HR・盗塁が出にくいなどバランスが異なるので注意していただきたい。
[編集] 外部リンク
- 気ままなまま - 配布元
- ひとやすみしませんか? - 劇ぱわ2の改造方法を記載
- なにわのあほうの部屋 - 劇ぱわ案内HP