及川馥
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及川馥(おいかわ かおる、1932年-)は日本の学者、文学者。宮城県生まれ。1961年、東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。弘前大学、茨城大学、愛国学園大学などで教える。専門はフランス文学(近代詩、文芸批評)。日本フランス語フランス文学会会員、H.Boco研究会会員。みずから詩も書く。トドロフ、セール、バシュラールなどフランス思想書の数々の翻訳でも知られる。
[編集] 著書
- 『原初からの問い バシュラール論考』2006年
- 『夕映え』(詩集)2005年
- 『鳥?その他』(詩集)2004年
- 『テラスにて』(詩集)2003年
- 『バシュラールの詩学』1989年
[編集] 訳書
- ジョルジュ・ブラン『ボードレール』(共訳)、『ボードレールのサディズム』
- ガストン・バシュラール『エチュード 初期認識論集』、『近似的認識試論』(共訳)、『夢想の詩学』、『科学的精神の形成』(共訳)、『大地と意志の夢想』
- ツヴェタン・トドロフ『批評の批評』(共訳)、『象徴表現と解釈』(共訳)、『はかない幸福 ルソー』、『象徴の理論』(共訳)、『他者の記号学』(共訳)
- ミシェル・セール『アトラス』(共訳)、『第三の知恵』、『自然契約』(共訳)、『両性具有』、『天使の伝説』、『パラジット』(共訳)、『離脱の寓話』、『生成』
- マルセル・ドゥティエンヌ『ディオニュソス 大空の下を行く神』(共訳)
- ジャン=ピエール・ヴェルナン『眼の中の死 古代ギリシアにおける他者の像』
- ミシェル・ピカール『遊びとしての読書』
- ジュール・サンジェ『弁論術とレトリック』(共訳)
- シャルル・モーロン『晩年のボードレール』
- ジャン・ポール・ヴェベール『テーマ批評とはなにか』
- マニュエル・ド・ディエゲス『批評家とその言語』
- ピエール・ビュルネ『愛』
- シオラン『苦渋の三段論法』
[編集] 外部リンク
- ReaD研究者(詳細情報)及川馥のページ
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