古希
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
古希(こき、元の用字は古稀)は70歳のこと。唐の詩人杜甫の曲江詩「人生七十古来稀」に由来するという。
還暦は満年齢で60歳のことを指すが、古希は数えの70歳(=満69歳)のこと。古来は70歳まで生きるのは希であったことから、長寿の祝いとされている。お祝いの色は、喜寿祝いと同じく、紫色。
長寿の祝いには、他に、還暦(かんれき)、喜寿(きじゅ)、傘寿(さんじゅ)、米寿(べいじゅ)、卆寿(そつじゅ)、白寿(はくじゅ)、百寿(ひゃくじゅ)などある。
昭和14年に双葉山が安藝ノ海に負けて連勝が69で止まると、当時の大相撲ラジオ中継の和田信賢アナウンサーがこれを引用し、「やはり七十古来稀なり」との名言が全国に放送された。