古武弥正

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古武弥正（こたけやしょう、1912年 9月19日-1997年 11月13日）は大阪府出身の心理学者。医学博士。｢人間における条件反射の研究｣などで顕著な業績を挙げた。関西学院大学名誉教授　元関西学院大学学長　兵庫医科大学名誉教授　元兵庫医科大学理事長　勲二等旭日重光章受賞(1984)　毎日学術奨励賞（1955）、兵庫県功労者表彰（1971）、西宮市民文化賞（1983）

古武弥正は視力が常人の4分の一しかない弱視であったが、北野中学から関西学院専門部、関西学院大学とすすむ。1938年、排日気運のたかまるアメリカに渡り、ハーバード大学の視力障害者のためのパーキンス研究所に留学した。ハーバードでは実験心理学の修士号を取得し、帰国後、慶応義塾大学の著名な生理学者林髞（推理小説家、木々高太郎）の研究室で条件反射学を学んで「人間の条件反射学」の第一人者となった。のち関西学院大学学長、兵庫医科大学理事長を歴任した。医学博士号は大阪大学医学部生理学教室久保秀雄教授のもとで取得した。　妻古武滋野(1914.4.28-2006.12.15)は東京音楽学校（現東京藝術大学）卒業（ヴァイオリン専攻）、神戸女学院大学名誉教授、勲四等瑞宝章受賞。

[編集] 略歴

1912年文化功労者、元大阪大学医学部長　古武弥四郎、都留子の三男として大阪府堺市に生まれる(9月19日) 兵庫県宝塚市山本に育つ　大阪師範学校付属池田小学校、旧制北野中学卒業
1937年関西学院大学法文学部英文科卒業
1938年ハーバード大学大学院修士課程（心理学専攻）修了関西学院大学文学部助手
1939年　滋野(旧姓　古澤 1914-2006 )と結婚　兵庫県西宮市に居住　二男一女
1948年　関西学院大学文学部教授
1966年　関西学院大学学長
1969年　関西学院大学名誉教授兵庫医科大学副学長・教授
1979年兵庫医科大学理事長
1992年　同退職、名誉理事長、名誉教授
1997年　逝去（11月13日　85歳）