右城暮石
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右城 暮石(うしろ ぼせき、1899年7月16日 - 1995年8月9日)は、俳人。高知県長岡郡本山町字古田小字暮石に生まれる。本名は斎(いつき)、俳号の暮石は出身地の小字の名。
1918年大阪電燈に入社。
1920年、大阪朝日新聞社の俳句大会で松瀬青々(せいせい)を知り、青々の主宰誌「倦鳥」(けんちょう)に入会。 同門に古屋秀雄、細見綾子がいる。
1946年「風」「青垣」同人。のち「天狼」同人。
1952年「筐」(かたみ)を創刊。1956年それを改題し「運河」として、主宰。 1971年、蛇笏賞受賞。
新興俳句の一翼をになった俳人として知られるが、晩年は天狼調の温厚な作風となった。
- 散歩圏伸ばして河鹿鳴くところ 暮石
は、帰郷した晩年の作品。句集『散歩圏』所収。
1992年、90歳を過ぎて帰郷した。後継者は「運河」を譲った茨木和生。