ノート:合同式
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[編集] mod と modulo の使い分け?
下記の記述に疑問を感じました。
- 情報工学では、記法として、略さない副詞 "modulo" を用いた a ≡ b (modulo n) を使うこともある。この記法の利点は、合同関係と、二項演算子 "mod" が表す剰余の値とを明確に区別できることである。
このようなmodとmoduloの使い分けは良くあることなのでしょうか?、そのような例をご存知でしたら教えていただけないでしょうか?
- たとえば次の有名な書籍があります。
- Donald E. Knuth, "Fundamental Algorithms," The Art of Computer Programming, Vol. 1, Addison-Wesley, 1975, 1.2.4.(クヌース著、廣瀬健訳『基本算法 : 基礎概念』サイエンス社、1978.)
- なお、本文中の合同関係 (modulo) は次のようにも書けますが、剰余 (mod) ではこうは書けません。
- 合同関係: 128 ≡ 68 (modulo 60)
- この使い分けが「よくあること」かどうかは分かりませんが、区別ができると便利であり、厳密性を求める計算機科学者ならそうしていると思います。少なくとも、百科事典としては記載しておくべきでしょう。(この記事の英語版にも書いてあります。) --Kazov 2006年3月13日 (月) 13:56 (UTC)
お疲れ様です。確かに The Art of Computer Programming では mod と modulo を書き分けていますね。他には例はありますでしょうか?、上記の「modかmoduloかによる区別」を「厳密性を求める計算機科学者ならそうしている」ようには全く思えないのですが、それでもそれが「よくあること」でしたらそのように記述されるべきと思います。逆に、そんなことは珍しいようでしたら削除か相応しい編集をすべきように思います。 合同関係か否かは mod ではなく modulo を使うことで表現するのではなく、"=" ではく"≡" を使い、あるいは mod n を "(mod n)" のように丸括弧をつけることで示すのではない?つまり mod が mod. なのか modulo なのかは重要ではなく、むしろ上記に引用した部分は読者をミスリードすることにならないか?、と心配にさえ思えます。CONCRETE MATHMATICA では、2項演算子も合同関係も mod を使っていますが厳密さに欠けているようには見えません。できれば他の方のご意見が頂ければと思います。ほとんど使われていない用法ならば、百科事典として記載するとしても「かつてThe Art of・・では剰余にはmodを、合同関係にはmoduloを用いていた・・」といった記述でよいのではないでしょうか?、英語版の記事も修正しないといけないですね。Sina 2006年3月13日 (月) 16:52 (UTC)
- 合同関係と剰余の記法の差異の本質は modulo / mod ではなく、≡ / = および丸括弧の有/無にあるとのご指摘、ごもっともです。ただし、"modulo" を使うことによって、差がより目立つので便利なのですね。確かにミスリードする可能性があると思ったので、書き直してみました。また、「定義」内に記法について書いてあるのも不都合と思ったので、記法についての記述をまとめて、独立した節にしました。 --Kazov 2006年3月15日 (水) 14:32 (UTC)