吉田沙保里
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女子 レスリング | ||
金 | 2004 | 女子 55kg級 |
吉田 沙保里(よしだ さおり、1982年10月5日 - )は、日本の女性アマチュアレスリング選手。三重県津市(旧一志郡一志町)出身。三重県立久居高等学校、中京女子大学卒業。綜合警備保障所属。卒業後も中京女子大学を練習拠点としている。
元全日本選手権優勝の父・吉田栄勝の指導の下、3歳でレスリングを始める。めきめきと頭角を表し、同世代では無敗と言われるまで成長。 1998年、1999年の世界カデット選手権で優勝の後、2000年、2001年の世界ジュニア選手権では2連覇している。実母はテニスの国体選手。
2002年のジャパンクイーンズカップでは前年の世界王者山本聖子を破り、アジア大会でも優勝。そのままの勢いで世界選手権、全日本選手権も優勝し、「女王 吉田沙保里」を世界中に認識させることになった。
2003年も世界選手権、ワールドカップと立て続けに優勝。翌年に控えたアテネオリンピックの代表選考試合となった全日本選手権と2004年のジャパンクイーンズカップではライバル山本に連勝し、女子レスリング55kg級の代表に選出。2004年も連勝を積み上げ、オリンピックでは見事金メダルを獲得した。
その年のM-1グランプリでは抽選会ゲストとして招かれた。
2005年に入ってからも吉田は連勝を続け、国際試合では「21大会連続優勝、88連勝」、国内外の試合では「20大会連続優勝、78連勝」を未だに継続中である。 ちなみに、一番最近・最後に負けたのは2001年の全日本女子選手権56kg級準決勝、山本(当時日本大学)戦での2-3判定負けである。
2006年9月、ついに国際試合100連勝を達成。
三重県生まれだが愛知に住んで長く、プロ野球では中日ドラゴンズのファンである。
[編集] 戦績
- 全日本女子選手権51kg級 準優勝(1998年) 3位(1997年)
- 全日本女子選手権56kg級 3位(2000年、2001年)
- 全日本選手権55kg級 優勝(2002年、2003年、2004年、2005年)
- 世界ジュニア選手権58kg級 優勝(2000年、2001年)
- 世界学生選手権59kg級 優勝(2002年)
- ジャパンクイーンズカップ55kg級 優勝(2002年、2003年、2004年、2005年、2006年)
- ワールドカップ55kg級 優勝(2003年、2004年、2005年、2006年)
- 世界女子選手権55kg級 優勝(2002年、2003年、2005年、2006年)
- アテネ五輪女子レスリング55kg級 優勝(2004年)
- ユニバーシアード55kg級 優勝(2005年)
[編集] 関連項目
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