吉野ロープウェイ
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吉野ロープウェイ(よしのろーぷうぇい)とは、吉野大峯ケーブル自動車が運営する索道の名称である。現存する日本最古の索道路線でもある。吉野山ロープウェイともいう。
近鉄吉野線の前身である吉野鉄道が吉野駅までを開業させた翌年、1929年(昭和4年)3月12日に千本口~吉野山間を開通させた。搬器(ゴンドラ)は「かえで」・「さくら」の2台で、現代では珍しく客室内が階段状になっている。
搬器や鋼索などは更新されているが、支柱は1928年(昭和3年)に建築されたものをそのまま使用している。その方式もRA型ロックドレールロープ式と、今となっては懐古的なものが更新されずに残っている。
なお、吉野山に住む住民の足ともなるため、定期乗車券が販売される。
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[編集] 路線データ
- 路線距離:千本口 - 吉野山間349m
- 高低差:103m
- 最大勾配:27度
- 運転速度:2m/s
- 方式:4線交走式
- 定員:28名
[編集] 運行概要
- 運行間隔:8時から17時台まで30分間隔(春季は7時40分から18時40分まで日中15分、朝夕20分間隔)
- 所要時間:3分
- 運賃:片道350円、往復600円
[編集] 接続路線
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