和田慎二
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和田 慎二(わだ しんじ、本名・岩本 良文(いわもと よしふみ)、男性、1950年4月19日 - )は、漫画家。広島県呉市出身。漫画原作者・挿絵画家としての仕事も手がけている。
目次 |
[編集] 概要
代表作に『超少女明日香』シリーズ、『忍者飛翔』、『怪盗アマリリス』、『ピグマリオ』、『スケバン刑事』、『少女鮫』など多数。
1971年、東海大学在学時に『パパ』(「別冊マーガレット」9月号)でデビュー。
壮大なファンタジーや大胆なアクションを少女漫画誌に大いに取り入れている。
特に『スケバン刑事』は根強い人気があり、コミックは累計で2000万部を超えている。2006年には、4代目麻宮サキ松浦亜弥主演、監督・深作健太で18年ぶりの映画化が決定した。
集英社別冊マーガレット、白泉社花とゆめなどの少女誌で主に執筆していたが、『少女鮫』の終了後、少年誌やミステリー・ホラー誌などを中心に執筆している。その後、白泉社と決裂して版権を引き上げ、メディアファクトリーから新作や過去の代表作を新装出版している。
2007年現在、秋田書店・月刊少女漫画誌「ミステリー・ボニータ」にて、『傀儡師リン』を連載中(コミックス既刊2巻まで)。
[編集] カメオ出演
彼の作品には一度出演したキャラクターがまたどこかで登場するというカメオ出演が度々ある。
例えば、「スケバン刑事」には神恭一郎、西園寺美尾(旧姓:海堂)、スガちゃんなど。これらは彼の他作品にも出ており、特に神恭一郎は和田がデビュー当時より続けていた単発読切シリーズの一つ「神恭一郎シリーズ」の主人公である。(なお「スケバン刑事」の第二部は「神恭一郎シリーズ」の完結編という意味合いも持つ)またスガちゃんは「スケバン刑事」よりも後に執筆された「怪盗アマリリス」に主人公宅のお手伝いさんとしてレギュラー出演している。
[編集] スターシステム
和田慎二は手塚治虫のスターシステムを積極的に継承している数すくない漫画家のひとりである。しかも、 人間の顔にかんするふた通りのかんがえ方(「顔が似ているから性格も似ている」と「顔はおなじたけど性格はまるでちがう」)のどちらもとりいれている。 たとえば「怪盗アマリリス」の黒沢ゆかりと「超少女明日香 黄金のドクロが笑う」の黒百合島のアッパラパー娘はおなじ性格・おなじ役割りをもつのにたいして、 「恐怖の復活」の鳴海麻矢と「スケバン刑事」の鳴海碧子はまるでちがう役柄を演じわけた例である。「少女鮫」の石動医師と「Lady Midnight」の木場刑事、 「傀儡師リン」のバイオリニスト浅丘も、 ひとりの役者がちがう役を演じているとかんがえることができる。
[編集] 作品リスト
- 呪われた孤島
- 愛と死の砂時計
- アラビアン狂想曲
- 大逃亡
- Lady Midnight
- 怪盗アマリリス
- 銀色の髪の亜里沙
- クマさんの四季
- 少女鮫
- スケバン刑事
- スケバン刑事if
- 忍者飛翔
- バニラ・エッセンスの午後 - 1975年、花とゆめ増刊号に収録
- ピグマリオ
- ラムちゃんの戦争
- わが友フランケンシュタイン
- 左の眼の悪霊
- あさぎ色の伝説
- 超少女明日香シリーズ
- 緑色の砂時計
- 恐怖の復活
- 傀儡師リン
- また、当時のマーガレットや花とゆめの漫画家たちとコラボしていた事もある。
[編集] 漫画原作
- 白龍(絵:衣谷遊)
- 神に背を向けた男(絵:浜田翔子)
- ブレイズ(絵:はしもとさかき)
- ドラゴンアイズ(絵:葉月暘子)
- ブラック・マスク-黒仮面-(絵:葉月暘子)
- 一角獣(UNICORN)(絵:葉月暘子)
- クレオパトラブレスト(絵:葉月暘子)
- CROWN(絵:氷栗優)
- ネメシスの剣 (絵:伊藤伸平)
- リオン(絵:島崎譲)
- Kiyoshirou伝奇ファイル(絵:細雪純)