唐棣色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
この項目には、一部のコンピュータ/一部の閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています。該当の文字を含んだフォントが使用できる環境でご覧くださることをおすすめします。Wikipedia:メディアウィキに適応するブラウザもご参照下さい。
唐棣色（はねずいろ）とは鮮やかな朱色に近いオレンジ色のこと。朱華とも書く。
唐棣とは、庭梅（或いは庭桜）のこと。
日本書紀によると天武天皇の頃、親王や諸王の衣装の色として定められたものである。その後の養老律令では黄丹が親王の色とされ現在の皇太子徳仁親王もこの色の衣装を着用しているが、唐棣色はこの色と極めて近い（或いは同色）のため平安時代は禁色の一つとなっていた。延喜式に黄丹は紅花と梔子で染めるよう記載されており、おそらく唐棣色も同じ染料でやや比率を変えて染めるものだろう。黄色に赤色がかかっていて、仕上がりはオレンジ系統になる。
万葉集に「思わじと言ひてしものを朱華色の移ろひやすきわが心かも」と有名な大伴坂上郎女の歌がある。
 |
この「唐棣色」は、色に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。（ウィキプロジェクト 色名） |
