国際連合大学
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国際連合大学(こくさいれんごうだいがく、United Nations University)は、国際連合の目的の達成のために、国際的な共通の課題について研究や人材育成を行うことを目的とする研究者らの国際的な共同体である。正式名称の1つでもある英称は、United Nations Universityである。
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[編集] 概要
1973年(昭和48年)、国際連合総会の国際連合大学憲章の採択によって設立され、国際連合の自治機関として1975年(昭和50年)より活動を開始した。本部は東京都渋谷区、青山学院大学のほぼ向かいに置かれている。略して国連大学、英語では、UNU、UN Universityとも呼ばれる。
世界の研究者の共同体を目指し共同研究や発表などを行い。また、その学術的成果を国際連合の活動に役立てようとしている。通常の大学とは違って学生はおらず、世界の研究者たちが大学院水準の研究・発表を行う場である。また、開発途上国の人材育成に力を入れている。
国際連合大学は、1969年(昭和44年)に当時の国際連合事務総長であったウ・タントが構想を提案し、開発途上国を中心に支持を得る。国際機関として設立するべき重要性はそれほどでもなかったといわれているが、国際連合に多く分担金を納入している日本が、国際都市としての東京の機能を強化するために国際機関の本部を誘致したかったことが設立を実現させたといわれている。事実、日本国は、日本の存在感と国際連合大学の重要性をアピールしている。また、資金的な負担から設置に抵抗のあったほかの国際連合加盟国とは対照的に、資金的にも強力な投入を行っている。
国際連合全体のシンクタンク(研究所)として、さまざまなプロジェクトや研究が進められている。また、「グローバルセミナー」など一般にも公開される多くの講座や研究セミナーも開かれている。
[編集] 関連項目
[編集] 関連書籍
『ケースD ―見えない洪水―』糸川英夫と未来捜査局 角川文庫
- 国際連合大学は学生がいる普通の大学として描かれている。
[編集] 外部リンク
- 国際連合大学
- United Nations University (UNU)(国際連合大学)(英語)