型変換
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型変換(かたへんかん)とはプログラミングにおいて、あるデータ型の実体を他のデータ型として参照することである。必要に応じて行われる暗黙の型変換とプログラマが変換することを指示して行われる明示的変換の2つに大きく分けられる。
[編集] 暗黙の型変換
暗黙の型変換はコンパイラによって自動的に行われる型変換である。たとえばある式の中に複数の型のオブジェクトが存在する場合、全てのオブジェクトを最も上位の型に変換することになる。
double d; long l; int i; // ... if (d > i) d = i; if (i > l) l = i; if (d == l) d *= 2;
このC言語のコードでは、d
とl
及びi
は異なったデータ型を持っているが、全ての演算は自動的に同じ型へ変換された上で行われる。
暗黙の型変換には注意しなければならないこともある。たとえばdouble
型(浮動小数点数)の値をint
型(整数型)の変数へ代入するという場合、小数点以下の値が存在したり、元の値がint
型で表現できる範囲を超えていたりする場合は情報の一部が失われてしまうことになる。(C言語ではそのような変換を許している)
[編集] 明示的型変換
[編集] 関連項目
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