夏色転校生
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『夏色転校生』(なついろてんこうせい)は「薔薇族」1983年10月号に掲載された山川純一の一話完結の漫画である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
高校一年生の川口光男は、中学の時に転校し、その後同じ高校に編入してきた先輩、土屋剛に密かな恋心を抱いているが、とある理由により告白が出来ないでいる。とある日、二人で登校していると、学校の番長が、川口に対し放課後に顔を見せるように脅かしてくる。その放課後、川口は校舎裏で番長とその手下に輪姦されてしまう。これがきっかけで、川口は汚れてしまった自分は土屋に合わせる顔がないと思い、避ける様になってしまう。困惑する土屋は、同級生から番長達のホモ・セックスの相手となっていることを聞き校舎裏へと駆けだすが、目に入ってきたのは、番長に逆らった川口を粛清しているという光景だった。番長は川口を開放する条件として全裸になることを要求し、土屋はこれを受け入れる。しかし、ブリーフに手をかけた瞬間、逆上した番長に強烈な金的を受け、馬乗りされる。その光景に感極まった川口は、番長と別れるとは言わない、自分は番長に誘われて関係を持った馬鹿な男だと叫び、土屋に自分のことは忘れてほしいと懇願する。番長はあきれ返るような様子で、川口から手を引くことに決める。二人きりになった校舎裏で川口と土屋は二人の愛を確かめ合った。
[編集] 登場人物
[編集] 川口光男
とある高校の一年生。同性愛者で、幼馴染の土屋に幼少の頃から恋心を抱いていた。番長達に輪姦されているが、最初は番長に誘われた際は和姦(両者の合意の下での性行為)であったことが、感極まった川口の台詞からうかがえる。
[編集] 土屋剛
とある高校に通う生徒。学年は不明だが、川口の先輩に当たる。中学時代はバスケットボール部の部長で、その頃から陰金に悩んでいる。また喧嘩は強く、番長に脅かされた川口に「やっつけてやる」と気遣ったり、逆上した番長の不意の金的を受けるまでは、圧倒していた。
[編集] 番長とその手下
学校の番長とその手下二人。いずれにおいても本名は不明であるが同性愛者である。川口の懇願、土屋の殴りがいのある金玉に感銘を受け、川口から手を引いた。その際に殴った金玉から陰金が移ったようで、手の痒みに悩むこととなる。
[編集] 関連項目
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